ストーリー性のある図鑑を作りたい!
web上には様々な自然の生き物図鑑があります。
どれも素晴らしく、今や書籍の図鑑は要らないほどです。
しかし、それらは紙媒体の書籍図鑑同様、名前と分布を1回紹介したら終わりである事が多く、
その生き物の季節変化や今現在の様子をそこから知ることはできません。。。
一方で、最近はブログとデジタルカメラの普及により、一般の方が撮った生き物の写真が
即日ブログにアップされ、ある地域の生き物の「今」がリアルタイムに分り、
これがまたweb図鑑以上に貴重な情報源になったりもしています。
このブログの特性をおおいに利用し、更に体系的にまとめられたweb図鑑とをうまく合わせて、
現在進行型のストーリー性のある図鑑を作ることはできないだろうか?と前から考えていました。
それは毎日、フィールドに接している現地ガイドだからこそ作れる図鑑でもあり、
日頃から自分自身の目で見て、体験した事のみを拠り所に自然観察を進めている僕にとっては
理想的な図鑑でもあります。
また、その図鑑には自分自身が感じ、考えた事も盛り込みたい。。。
そんな考えをもとに作ったのが、この「屋久島 FIELD NOTE」です。
こうしている間にも変化が。。。
自然の生き物たちは私たち人間と同じようにリアルタイムに「今」を生きています。
例えばこうしている間にも、新たな生命が誕生し、食物を獲得するために様々な工夫や
時には激しい戦いを繰り返しています。
また子孫を残すために想像を絶する競争を繰り広げ、繁殖行動へと至っているのです。
つまり生き物たちの日常生活は僕らがフィールドから離れている時も絶え間なく続き、
生き物の数だけストーリーがあります。
考えてみれば当たり前の事なのですが、人間はなかなかそれに気づけないものです。
私たちは通常街中で生活しており、たまに自然に入っても時間的な制限などに縛られ、
とかく一瞬を切り取って生き物を捉えがちです。
例えばフィールドで撮ってきたたった1枚の写真から、その生き物について知るのは
至難のワザで、出来ればフィールドで実際にその個体とじっくり向き合い、
できるだけ長くその生活を覗き、追う事でようやくその生き物が何者であるのか分ってくる
ものなのだと思います。
形体や瞬間的な色ではなく、生活や行動からその生き物を理解したい。
できるだけ同じフィールドに繰り返し入り、同じ生き物を追い、その生物の毎日の生活から
その生き物を解き明かしたい。
そこで毎日フィールドに出ている「ガイド」というこの素晴らしい立場を利用して、
皆さんに生き物の"絶え間なく続く日常生活"をリアルタイムに写真と共に
紹介できればいいなぁ?と思っています。
読んでいる方が実際にフィールドに出て、その生き物の生活を覗き見しているような
そんな気分になれるサイトにしたいと思っています。
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